新しい日記

Do what thou wilt shall be the whole of the Law.

昨日、さる魔術の会合があり出席しました。会合が終わると99%の確率で魔術師はバッカスの召喚を求める習性があります。マジカル・パワー放出を補うためのルアクの充填と、情報交換のために実に有益なマジカルな所作であるためです。

ともあれ焼き鳥屋に移動すると、いかなる話の流れの中であったかは失念したものの「なぜ おまえはBlogを書かないのか!?」と盟友達に詰め寄られました。

「日記」という意味では、この十数年の間、B5ルーズリーフに数千枚書き綴った「魔法日記」がある。。。あえて二つも日記を書く必要があるのか・・・? 増してや人様に公開するような日記がシャイな自分に書けるのか・・・? はなはだ疑問ではありました。しかし、私を恫喝した兄弟達が「書け! 書くことにより法悦郷に至るのだ!」と詰め寄り、推薦されたHatena::Diaryでデビューすることとなりました。

確かに魔法日記に書いてある内容は、師以外には見せることはできませんが、それ以外に書きたいことがないわけではないのです。その内容が何なのか自分でもよく分からないままに、まずはまったりと始めたいと思います。

アレイスター・クロウリーが設立した魔術団体A∴A∴が掲げた「科学的啓明主義」というコンセプトに従えば、作業者は自身の行動の結果を明瞭かつ簡潔に日々記録していく必要があります。クロウリーの言にしたがえば、A∴A∴とは教育団体であると同時に、志願者の実力が位階毎に試される試験団体だということになります。記録を残すことは実験者の最低限の職務だというわけです。_Magick Without Tears_の'The Method of Training'に記されている通り、魔法日記には自身の人生の経歴や霊的経験(spiritual biography)を含めた魂の軌跡を残すことになります。そのようにして過去・現在をレコードし、未来への軌道を切り開くわけです。

この新しい日記(blog.)の利点は、自分の考えを公開し、様々な意見交換を行うことにあるのかも知れません。ここ数年ネットでの交流は殆ど何もなかったに等しい状況だったと自省する今日この頃。ここに新たなページを設けることは自分にとっても楽しいイベントになると思います。

Love is the law, love under will.