2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧

Liber ABA

Do what thou wilt shall be the whole of the Law.クロウリーがメアリー・デステ・スタージス(1871-1931)という名の肉感的でカールした黒髪の女性と出会ったのは、1911年11月11日のことでした。ロンドンのサヴォイ・ホテル、彼女の誕生日を祝うパーティーで…

Holy Books of Thelema

Do what thou wilt shall be the whole of the Law.19世紀末のロンドンに産声を上げた魔術結社「黄金の夜明け」団。そこでの居心地が悪くなったクロウリーは、終に自身で新しい魔術結社を設立する決心をします。1906年、数ヶ月に及ぶ中国大陸横断の遠征から…

LIBER AL vel LEGIS

Do what thou wilt shall be the whole of the Law."わが預言者に従え! わが知識の試練を最後までやり抜くのだ! われのみを求めよ! さればわが愛の喜びは、汝らを一切の苦痛より救い出すであろう。まさしくその通り。われは、わが肉体の奥底を賭けてそれを誓…

BABALON

Do what thou wilt shall be the whole of the Law.Babalon(ババロン)--緋色の女。『法の書』から派生し、クロウリーが発展させた魔術体系 Thelema(セレマ)における重要な概念です。ババロンはヨハネの黙示録に登場する売春と醜悪の母Babylon(バビロン)を想…

天空の女神

Do what thou wilt shall be the whole of the Law."われはおまえの上にあり、またおまえの中にある。わが恍惚はおまえの恍惚の内に。わが喜びはおまえの喜びを見る事に" Sr. Raven訳 『法の書』 第1章13節人はなぜ神秘的なものに魅かれ、玄妙なるものの虜と…

生きること

Do what thou wilt shall be the whole of the Law."わが狂喜なる喜びの中、おまえの心の内で日々行われる祝宴" Sor. Raven訳 『法の書』第2章42節ハディートは、存在そのものが美であり、狂喜であると説きます。生きるという行為そのものを賛美し、懐疑的な…

死について

Do what thou wilt shall be the whole of the Law."われはあらゆる人間の心の内、そしてあらゆる星の中心核にて燃える炎なり。われは生命にして生命の与え手なり。にもかかわらず、結果われに精通する事は死に精通する事となる" 日本語版『法の書』第2章6節…