2012-01-01から1年間の記事一覧

Deus est Home, Homo est Deus

Do what thou wilt shall be the whole of the Law.アレイスター・クロウリーが受け取った謎に満ちた一冊の書物『法の書』 (Liber CCXX, Liber AL vel Legis )。 「東方聖堂騎士団」(Ordo Templi Orientis、以下OTO)はの法を正式に受け入れた世界で初めての…

Pranayama

Do what thou wilt shall be the whole of the Law.スワミー・ヴィベーカーナンダによれば、宇宙の素材は二つの存在、プラーナとアーカーシャからできているそうです。アーカーシャは形を有する一切のものに浸透する見えざる存在であり、更にプラーナはアー…

Frater K.N.

Do what thou wilt shall be the whole of the Law.1975年の8月、オカルト出版社サミュエル・ワイザーは一通の手紙を受け取りました。フラターK.N.を名乗る若者は、テネシー州ナッシュビルに住むA∴A∴の魔術師であり、独自の魔術活動の中で「秘密の首領」と接…

Probationer Period

Do what thou wilt shall be the whole of the Law.チャールズ・スタンスフォード・ジョーンズ。日本ではフラター・エイカドと呼ばれることの方が多いようです。彼の魔術作業やA∴A∴、OTOでの類まれなる功績については、まだあまり評価されていないような気が…

Magical Recordと『天使由来』

Do what thou wilt shall be the whole of the Law.不思議なことに、私は魔術を語り合う多くの人達と出会う機会の中で、日々の魔術修業をそれぞれのしきたりに則って3年、あるいは5年以上継続して記録をつけている人に殆ど会ったことがありません。これは「…

Liber VII and Pan

Do what thou wilt shall be the whole of the Law.1907年10月29日午後11時からの二時間半。陰りのない全きサマディーの最中、アレイスター・クロウリーは一冊の書物を授かります。5700語の全7章からなる書物。それが、『諸書の書 またはラピスラズリの書、…

The Star of BABALON

Do what thou wilt shall be the whole of the Law.7月14日(土)〜7月16日(月・祝)に開催される"Thelema Fest III"。私の登場は(多分)15日の午前になると思いますが、どんな内容のワークショップになるか、簡単にお知らせいたします。 講義内容の原稿は既に…

Thelemafest III開催!

Do what thou wilt shall be the whole of the Law.日本のO.T.O.の二大拠点の一つでもある東京のNihil Lodgeからのお知らせです。今年で三回目を迎えるThelemafest IIIの開催が、いよいよ告示されました。私は昨年、千葉県で開催されたThelemafest IIに参加…

Liber Resh vel Helios

Do what thou wilt shall be the whole of the Law. “儀式の第一の目的は志願者をして一定の間隔にて大作業を想起させること。第二に我々の体系の中心との意識的関係へと彼を誘うこと。第三に、より進んだ学徒に対しては太陽の霊的力とその実在力を引きおろ…

Howling

Do what thou wilt shall be the whole of the Law. “リトル・ブラザー、君はゲーティアに手を染めてるんだってな!”1899年のロンドン、有能な「黄金の夜明け」団の魔術師アラン・ベネットがクロウリーに初めて声を掛けた時の言葉です。その後、二人の魔術師…

Liber A vel Armorum

Do what thou wilt shall be the whole of the Law. クロウリーの魔術結社A∴A∴の外陣 (Outer College) に所属するメンバーは、自身の才能を発揮して、それぞれの元素位階の魔法武器を自作することを義務付けられています。これは例えば、クロウリー自身が魔…