O.T.O. Japan シンポジウム 東京

Do what thou wilt shall be the whole of the Law.


魔術修行の孤独な径は、自己制御と持続的な作業の連続であるにもかかわらず、啓明と解放のための人生の祝祭に他なりません。魔術結社O.T.O.が規定する「永久への径」は、個としての啓明を実現するため、専ら連続した参入儀礼によって集団を教育し、鼓舞します。だれもが瞬間的に経験したことのある自由への渇望、人々が求める自己変容のための柔軟な哲学、新しい神学を打ち立て、恍惚の門を押し開くための学び。その目的を定めた熱望者のために『法の書』は”罪の言葉は抑制である”と私達に問いかけます。自由とは、気まぐれで散発的なOpusの累積の途上にはなく、フォーカスされ、意志された孤独な自己分析と戦闘の先に横たわっています。マスター・セリオンが述べる通り、意志とは即ち法であり、その根本的性質は愛です。”愛は法なり、意志の下の愛は”とは多義的な意味合いを含んだ人生の金言でもあります。マスター・セリオンは、汝の意志を見出し、一点集中と超然と平和とともにある意志によって、それを為せ、と厳命します。とはいえ、これは人々を途方に暮れさせるに十分な厳格な命題です。

クロウリーは、志願者たちに学びと体験の場を与え、様々な材料を与えるためにO.T.O.の多数の参入儀礼を改変し、啓明と解放のための神秘的な集団儀礼グノーシスのミサ」を書き上げました。クロウリーは、旧態依然としたフリー・メーソンリーの儀式を換骨奪胎し、新たなアイオンのための男女平等の友愛団を設立する必要性に駆られていました。そして彼は必然的に大陸のマギ、テオドール・ロイスとO.T.O.に出会ったのです。O.T.O. Japanの一つの目的は、この意志と愛の法を日本において敷衍することです。その一環として、来る10月28日に団員の講義からなるオープンなシンポジウムを企画しました。場所は都内某所で、AM 10:00〜PM5:00の予定で講義を行います。参加費は\1,000です。このシンポジウムに参加を希望される方は、下記のコンタクト・ポイントから参加希望のメッセージをお送り下さい。
http://www.otojapan.org/japanese/contact.html


私達の真なる団の長である兄弟ハイメナエウス・ベータは、『アバの書』所収の付録の中でOTOのカリキュラムについてこう書いています。

「東方聖堂騎士団は、古きアイオンの時代に「セレマの法」を受け入れた最初の結社である。それはアレイスター・クロウリー(バフォメットXI°)によって、再構築され、とりわけセレマの法の公布に於ける宗教的、人道主義的使命を活性化し、聖別した」

「OTOは、A∴A∴と同様な感覚で教え、また参入させるのではない。明確なカリキュラムは未定義で、また殆どの位階において試験されることもない。OTOの真のカリキュラムは、各個人の人生と不可分であり、それぞれの参入者のカリキュラムはそれぞれにユニークである」

さて、現代日本に生きるセレマイトは日々何を学び、人生の途上において何を実践しているのでしょうか? 今回のシンポジウムはその一つの答えになるかもしれません。

Love is the law, love under will.